点検・整備の内容 4
POSTED ON・2019/05/16 / CATEGORY・整備
今回は、ファンベルトの点検内容を紹介します。
ファンベルトとは、エンジンの動力を発電機やエアコン・パワステのポンプなどに
伝達しているゴム製のベルトです。
ゴムで出来ている為、使用しているうちに劣化・ひび割れ・伸びなどが発生してしまいます。
ベルトが滑り始めると、異音(シュ シュ シュ or キー キー キーなどの音)が出たり
ハンドルが重くなったりします。
何より、みんなが振り返るほどの大きな音がしてハズかし~!
ファンベルトは、適切な交換もしくは調整が必要です。
左側が、新品のファンベルトで、右側が、古くなったファンベルトです。
よく見ると、古いベルトには、細かくヒビが入っています。もう、交換時期ですね。
画像のエンジンは最近多く使われている長い一本のベルトを使い、発電機・パワステポンプ・
エアコンなど動かし、ベルトの調整をスプリングの力で自動で行っているエンジンです。
絶えずスプリングにより、ベルトを張っているので、ベルトが伸びても調整はいりません。
この画像は、一般的なベルトで、定期的に交換・調整が必要で、調整用のプーリーを動かして、
適切な張り具合にします。これは、強すぎても弱すぎても駄目なのでプロに、お任せください。
画像は、パワステベルトですが、他に、ファンベルト(発電機用)とパワーステアリングベルトの
三本を、使用していますので、そのベルトごとに交換・調整が必要になります。
ちなみにこれは、
ミツビシのV6エンジンのファンベルト(発電機用ベルト)の調整プーリーですが、
これは、コツが有りまして、知らないで交換・調整するとベルトがエンジン回転中に、
外れてしまう事があるので、やはり、プライベートのベルト交換作業はおやめになって
ベルト交換は、くるま屋に任せてください!
シマムラオート 整備の関根でした。
おしまい。