サファリ フロント ベアリング
POSTED ON・2022/06/22 / CATEGORY・整備
こんにちは
今回は、日産のサファリです。
このクルマも、中々見かける事がなくなった車種ですね。
整備内容は、ハンドルの振れでの整備です、
このクルマは、フロント ベアリングにテーパーベアリングを使用しているので、
距離と共に段々と、ベアリングがへタって少しずつガタツキが出てきます。
なので、
定期的にハブベアリングの点検・締付をしなければいけません。
フリーハブの中にハブベアリングが有ります
小さいビスで止めてある部品でベアリングを、固定しています。
内側から
ベアリング→ベアリングロックナット→ロックワッシャー
の順番で、組んで有ります。
ベアリングロックナットの締め付けで、ベアリングを押し付けて、
フロント タイヤの遊び(振れ)を調整します。
テーパーベアリングのグリスは真っ黒に汚れてました。
ベアリングはガタツキや傷は、確認できなかったので交換はしません。
古くなったグリスを取り除き、新しいグリスをベアリングに入れて行きます。
ベアリングのグリス入れ替え作業(手のひらにグリスを載せてベアリングで、そいでいく様な作業)
最近はメンテフリーのクルマが多く、メッタに行わない作業になりました。
ハブ全体のグリスも入れ替えて、組んでいきますが、
この時にベアリングの動きを確認しながら、ベアリングロックナットを締め付け、緩まない様にロックワッシャーで固定します。
調整後、高速走行時に少しハンドルの振れが有りましたが、その原因は修理前の振れがタイヤを変に摩耗させたしまった様で、タイヤの影響での振れでした。
タイヤ交換で、振れは無くなりました。
ベアリング清掃、久しぶりの作業でしたが、トラックなどの整備士さんたちは、この作業まだまだ行っているのかな?
でも、トラックの整備はグリスの圧入機使うから、さすがに手では入れないか。
今回は、昔を懐かしむ作業でした。
シマムラオート
整備 関根